実家の片付け・生前整理の見積もりの取り方

状況別ガイド

実家の片付け・生前整理・遺品整理の見積もりの取り方と、トラブルの避け方を整理したガイドです。親が存命のうちの生前整理と、見送った後の遺品整理の両方に共通する考え方をまとめています。

このページが対象の人・対象でない人

  • 対象:実家の住み替え・空き家化・相続を機に、家財の整理を考え始めた方
  • 対象:親と一緒に生前整理を進めたい方
  • 対象外:家財の処分について家族間で意見が対立している方。先に家族での合意を。処分してよい物・残す物が決まっていない段階で業者に依頼すると、トラブルのもとになります。

費用はどう決まるか

片付け・遺品整理の費用は、物量、間取り、建物の立地(搬出のしやすさ)、買取の有無、特殊清掃の要否などで大きく変わります。一律の相場を当てにするより、同じ条件で複数社から見積もりを取り、内訳を比べることが基本です。

国民生活センターには、遺品整理サービスについて「見積もりの際にせかされて契約した」「作業時に予定外の料金を請求された」「残すよう頼んだ物を処分された」といった相談が寄せられています(2013〜2017年度で491件)。同センターは、複数社からの見積もり取得、見積書の内容確認、キャンセル料の事前確認、残す物と処分する物の明確な区別を助言しています。

出典:国民生活センター「遺品整理サービスでの契約トラブル」(2018年7月19日公表)(2026年8月16日確認)

見積もり前にやること

  1. 残す物を先に決める:貴重品・思い出の品・書類(権利証・通帳・保険証券)は家族で確保してから
  2. 写真を撮っておく:各部屋の状態を記録しておくと、見積もり条件の食い違いを防げます
  3. 依頼範囲を決める:仕分けまでか、搬出・処分までか、清掃までか
  4. 複数社に同じ条件で依頼する:内訳(人件費・車両費・処分費・買取額)が出る見積もりを比べる

進め方は3通り

  • A. 自分たちでやる:時間はかかりますが費用は最小。自治体の粗大ごみ・持ち込み処分のルールを確認してから。
  • B. 公的な情報で備える:契約で迷ったら、消費者ホットライン「188」やお住まいの消費生活センターに相談できます。
  • C. 業者に依頼する:物量が多い、遠方で通えない、期限がある場合。上記の見積もり手順を踏んでから。

見積もり窓口(準備中)

当サイトの掲載基準を満たす見積もり窓口を現在準備しています。それまでは、上記の手順で複数社への相見積もりを取り、契約前に見積書とキャンセル条件をご確認ください。

よくある質問

Q. 生前整理と遺品整理で違いはありますか?
作業内容は近いですが、生前整理は本人の意思を確認しながら進められる点が大きく異なります。残す物・手放す物を本人と決められるうちに始めるのが、費用面でも気持ちの面でも負担が小さくなります。

Q. 片付けの後、家をどうするか決めていません。
空き家のまま置くと管理の負担が続きます。相続した実家・空き家の査定と売却の考え方をご覧ください。

親とまだ話せる方は、親と話せるうちに確認するリストの「家 — 実家と家財のこれから」からどうぞ。

本ページは進め方の一般的な整理であり、個別の契約判断を行うものではありません。契約トラブルの際は消費生活センター(188)へご相談ください。

制定日:2026年8月16日 最終更新日:2026年8月16日